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　2020 Tokyo Olympics 東京オリンピックへの道

栄光への激走
名峰富士山に挑む世紀の決戦。
獲得標高5000m超！　
“日本のラルプ・デュエズ”で繰り広げられる真夏の死闘

　迫り来る2020年東京オリンピック。注目のロードレースはどんな闘いが展開されるのか？　勝つのは誰か？　日本人選手の動向は？　本誌では確定的とされる富士山山麓のロードレースコースを鈴木真理氏（アテネオリンピック男子ロードレース日本代表）とともに検証し、オリンピック本番のレース展開を予測した。
　獲得標高5000m超。“日本のラルプ・デュエズ”を制し、表彰台の中央に立つ選手は誰か——。

（ペン・高木賢、カメラ・村岡隆範）

　2020 Tokyo Olympics 東京オリンピックへの道

メダルの輪郭が見えた！　ワールドカップ、世界選で手応えつかんだブノワジャパン
欲しいのは金メダル！　ナショナルチームの目標は不動。ブノワイズムが浸透し、手応えつかんだトラック短距離陣

　メダルの輪郭が遂に視界に入ってきた。リオデジャネイロでは影さえ見ることができなかったメダルの姿形が、はっきりと確認できるまで近づいてきた。
　2018年はメダルに肉薄し、2019年はメダルにしっかりと手をかける年にする。そして2020年東京オリンピック本番では金を含めたメダルを複数個、是が非でも手中におさめる。それこそが日本自転車競技界に課された不退転の使命である。それを実現する可能性が高いのは、やはりトラック競技、ブノワジャパンだろう。
　2017年12月のワールドカップ、今年３月の世界選で着実に結果を出し始めた日本のトラック競技陣。ブノワイズムがいよいよ本領を発揮し始めたのだ。
　日の丸戦士よ、狙うのは金メダル、表彰台のど真ん中だ！

　特集　第2回ツール・ド・とちぎ

若き俊英ポッター圧巻V
第１・２ステージ連続優勝で勢いに乗る

　３月23日〜25日、栃木県を舞台とする３日間のラインレース、ツール・ド・とちぎ（UCIアジアツアー2.2）が開催された。
個人総合優勝は、オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コーストの新鋭、マイケル・ポッター。ポッターは第１ステージの個人ＴＴを制すると、翌日の第２ステージでも最先着し連勝。最終日の第３ステージでも逆転優勝を狙ったライバル達の攻撃をしのぎ切り、その実力と将来性を見せつけた。

　シマノロードバイクコンポーネンツの3rdグレードがモデルチェンジ

「SHIMANO 105」R7000シリーズ登場！

　シマノの「DURA-ACE」「ULTEGRA」に次ぐ3rdグレードのロードコンポーネント「SHIMANO 105」がR7000シリーズにモデルチェンジ。ディスクブレーキ、操作しやすいショートリーチ形状のデュアルコントロールレバーなどが新登場する（６月末発売予定）。多様化するサイクリングシーンをサポートする新型105を、現行モデル5800シリーズからの変更点を中心に紹介しよう。