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　激報　とちぎ燃ゆ！　ツール・ド・とちぎ（UCI2.2）

ベンジャミン・ヒル（アタッキ・チーム・グスト）
3賞ジャージ総取りの完全総合V
U23賞は地元・宇都宮ブリッツェンの岡篤志が獲得

　　3月31日〜4月2日、栃木県全域を舞台とする3日間のラインレース、ツール・ド・とちぎ（UCI2.2）が初開催された。個人総合優勝は、アタッキ・チーム・グストのベンジャミン・ヒル。ヒルはポイント賞、山岳賞も獲得し、圧倒的な力を見せつけた。また、地元宇都宮ブリッツェン、エリートレース初年度の岡篤志がU23賞に輝いた。　

　激報　とちぎ燃ゆ！　

泣いた、笑った、吠えた。
宇都宮市で２日連続の決戦スペクタクル
Jプロツアー開幕戦「第４回ＪＢＣＦ宇都宮クリテリウム」
第２戦「第１回ＪＢＣＦ宇都宮ロードレース」

　2017年Ｊプロツアー開幕戦の第４回ＪＢＣＦ宇都宮クリテリウムが３月18日、栃木県宇都宮市の清原工業団地内特設コースで開催された。
　レースは予想どおりの大接戦となったが、勝ったのは吉田隼人（マトリックスパワータグ）。持ち前のスプリント力にモノを言わせ、ゴールラインを鋭く駆け抜けた。２着は雨乞竜己（KINAN Cycling Team）、３着は住吉宏太（愛三工業レーシングチーム）。女子のJフェミニンは地元チームの吉川美穂（Live GARDEN BICI STELLE）がゴール前、鋭く伸びて大会３連覇を飾った。
　翌19日には同じく宇都宮市の鶴カントリー倶楽部周辺特設コース（福岡町）で第１回ＪＢＣＦ宇都宮ロードレースが行われ、Ｊプロツアーは吉岡直哉（那須ブラーゼン）が地元ファンの大声援に応えて初優勝。Ｊフェミニンは金子広美（イナーメ信濃山形-Ｆ）が若手の挑戦を退け、Ｖ奪取を果たした。
　今年、栃木県では今回のＪプロツアー開幕戦から10月の大一番、ジャパンカップまで計９回のロードレースが開催される。2017下野路には空前のサイクルロードレースブームが到来することは必至だ！

　特報　第11回明治神宮外苑大学クリテリウム

超攻撃V！
岡本隼（日大）、圧巻の連覇達成
RCS総合チャンピオンは野本空（明治大）

　全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ（RCS）最終戦、第11回明治神宮外苑大学クリテリウムが3月12日、明治神宮外苑周回コース（1周1.5㎞）で開催された。
　トップカテゴリーの男子大学生グループ１は、岡本隼（日大）がU23アジア王者の力を見せつける完勝劇で連覇達成。
　また、女子クリテリウムは、中井彩子（鹿屋体大）が優勝。全日本学生ロードレース・カップ・シリーズの総合優勝は野本空（明治大）が獲得した。

　NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン

バーレーン・メリダ、ユナイテッドヘルスケア、NIPPO・ヴィーニファンティーニら海外強豪と日本勢が激突！

　日本最大級のステージレース「NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン」（主催：自転車月間推進協議会、UCIアジアツアー2.1、以下TOJ）が５月21日（日）から28日（日）の８日間で行われる。熱戦の舞台となるのは、堺、京都、いなべ、美濃、南信州、富士山、伊豆、東京の８ステージ。移動日なしの激しいステージレースが８日間連続で繰り広げられる。
　参戦チームは、海外８チーム、国内８チームの全16チーム。昨年はチーム右京のオスカル・プジョルが個人総合の栄冠に輝き、国内チームから総合優勝者が誕生した。　プジョルの連覇か!?　ホームの日本チームが再び意地を見せるのか!?　それともバーレーン・メリダ、NIPPO・ヴィーニファンティーニ、ユナイテッドヘルスケアら海外強豪チームが日本勢を圧倒してしまうのか!?　難関の富士山ステージ、そして総合優勝争いの行方は!?
個人総合のグリーンジャージをかけた８日間の熱き戦い。サイクルロードレースファンが待ちに待った春のビッグイベント、TOJが今年もやってくる。

　カメラ・レポート 2017年台北国際サイクルショー

存在感さらに増す“Ｅバイク”
世界市場を牽引する救世主的商材に成長

　２０１７年台北国際サイクルショー（主催・中華民国対外貿易発展協会）が３月22日から同25日までの４日間、台北市の南港展覧会で開催された。
　今年は第30回の記念開催で、約１４７０社の企業が出展し、完成車、パーツ・用品の新製品を展示した。
　出展社数は例年同様に多かったが、オーバーサプライを主要因とする昨年来の不況ムードが影響してか、商談はあとひとつ盛り上がりを欠いた印象で、欧米からのバイヤーも減少傾向。そんな状況にあって、会場でひときわ目を引いたのが欧米向けのＥバイクだ。完成車メーカーブースの中心部には電動ユニットを搭載したＥバイクの試作品が多数展示され、注目を集めていた。