BICYCLE21 WEB

特　報2016アジア自転車競技選手権大会

日本苦杯、吹き荒れたアジアン旋風

ロードレース、トラック短距離ともに勝利逃す。
無念のロード・新城、萩原、ケイリン・渡邉、スプリント・中川も失速

　吹き荒れたアジアン旋風――。2016アジア自転車競技選手権大会はロードレースが１月19日から24日まで伊豆大島、トラック競技が１月26日から30日まで伊豆市の伊豆ベロドロームで開催された。
　注目のロードレースは新城幸也（男子エリート）が２位、萩原麻由子（女子エリート）が３位にとどまり、女子はリオデジャネイロオリンピックの出場枠を確保できなかった。この結果、萩原が５月末時点でUCI個人ランキング100位に入るか国別ランキング22以内に入ることがオリンピック出場枠確保の絶対条件になった。また、トラック競技も中・長距離種目で橋本英也、倉林巧和、梶原悠未らが健闘したものの短距離陣がふるわず、スプリント、ケイリンで表彰台に立てなかった。
　選手強化が進む中国、ホンコン・チャイナ、韓国、マレーシア、イランなどアジアのライバル国。地元開催の有利さを生かしきれなかった日本。リオデジャネイロオリンピックに向け、日本自転車競技界は暗雲を振り払って反転攻勢を推進できるのか。

シリーズ企画：Cross over a Mountain PASS

峠探訪　ナビゲータ－：市川雅敏
筑波山南麗に位置する名物峠　茨城県　朝日峠

　前号のプレビュー版を経て、新連載「峠探訪：Cross over a Mountain PASS」が遂にスタート！　当連載ではサイクリストに名高い人気の峠、著名峠、定番峠、激坂峠、絶景峠、秘境峠などを順次走破していきます。峠の魅力やヒルクライムの醍醐味をお伝えするのはもちろん、『BICYCLE21』ならでの峠攻略法やトレーニングに役立つ峠練習方法もお届けします。
　メインナビゲーターは、現役時代に欧州プロロードレースで６勝を挙げた伝説のロードマン、市川雅敏氏。
　今号では、前号のプレビュー版で紹介した不動峠に続き、市川雅敏氏が現役時代に日々のトレーニングで足繁く通った茨城県の人気峠のひとつ、“朝日峠”を紹介します。

　緊急連載レポート

大注目！　自転車活用推進法案　PART3
立法府として自転車活用推進法案を
成立させることは意義あることだ。
［インタビュー］谷　公一　衆議院議員・衆議院国土交通委員長

　日本の自転車政策、自転車の利活用を推し進める自転車活用推進法案。同法案の国会提出が注目されているが、実際に審議の場となる可能性が高い衆議院国土交通委員会を仕切る谷公一委員長にインタビューした。谷委員長はタイトな国会日程を指摘しながらも、立法府として自転車活用推進法案は成立させるべき法律だと語った。

特集　2016電動アシスト自転車の世界

快適アシスト
“パーソナルだって、シェアだって、ラクチンなのはいいことだ。
広がる電動アシスト自転車ワールド

　　電動アシスト自転車の世界が加速度的に広がっている。通勤、通学、買い物、子育て、ライトツーリング……。ビジネス使用、レジャー、スポーツのシーンだって電動アシスト自転車の守備範囲に入ってきた。
　使い方いろいろ、乗り方いろいろ。最近ではドロップハンドルの先鋭モデルも登場し、注目を集めている。そうそう、シェアサイクルだって電動アシスト自転車の導入が増えていくに違いない。
　自転車に乗るならば、ラクチンなのがいい。ペダルを踏めばグイグイ、グイーンと推進力をアシストしてくれるスグレモノがいいに決まっている。電動アシスト自転車。やはり、次世代の主役候補だ。

　Fun to Bicycle,Fun to Eco

新宿副都心で楽しむ、“自転車ワンダーランド”
新宿バイシクルフェスタ2016 2016.319.(SAT) >>>20(sun)

　ライジング出版は昨年に引き続き、３月19・20の両日、東京都新宿区西新宿の新宿中央公園で新宿バイシクルフェスタ2016を開催します。
盛況だった昨年をしのぐスケールで行われる同イベントは新宿区、一般社団法人自転車協会、一般財団法人自転車産業振興協会、一般財団法人日本自転車普及協会、東京都自転車商協同組合の後援、新宿中央公園パークアップ共同体（一般財団法人公園財団、株式会社昭和造園）の協力のもとで実施される自転車イベントです。
　新しいファッションとトレンドの発信地であり、ビジネスや文化的なスポットに恵まれた新宿は、自転車を利用したライフスタイルに最適なロケーション。東京都庁を目の前にして、都会のオアシスで開催します新宿バイシクルフェスタ２０１６は健全な自転車文化の普及・発展、自転車を利活用した街づくりという観点に立ってイベントを展開。
　自転車（スポーツ車、電動アシスト自転車、フォールディングバイク、クロスバイクなど）の展示・試乗会、最新駐輪機器（駐輪システム）・シェアサイクルシステムの紹介、自転車安全教室、マナーアップキャンペーン、自転車講習会、特別ゲストを交えた楽しいトークショー、サイン会、自転車・パーツ・用品プレゼント抽選会、音楽ライブショーなどを行います。
　昨年と比べて、今年は試乗コースを大幅拡大。イベントでは、新宿中央公園内の水の広場・芝生広場で様々なブランドの最新自転車をチェック・試乗できます。また、東京都も参画するヘルメット着用キャンペーンなどの安心・安全コーナーも充実。自転車のルール・マナー、自転車と社会の関わり、自転車を利活用したまちづくりなどのメッセージを発信し、新宿の街から魅力的な自転車ワールドを提案していきたいと考えています。
　イベント会場への入場は無料。３連休の頭の２日間、新緑の新宿中央公園で自転車の魅力を満喫して下さい。

　第30回ツール・ド・八ヶ岳

いざ、海抜2127mの麦草峠へ！

　信州・長野に春の訪れを告げる伝統のヒルクライムレース、ツール・ド・八ヶ岳（主催＝ツール・ド・八ヶ岳実行委員会、運営事務局＝ライジング出版）が４月17日（日）、長野県南佐久郡佐久穂町八千穂高原で開催される。今年は第30回の記念大会。海抜2127mの麦草峠がサイクリストの参加を待っている！