BICYCLE21 WEB

　第29回ツール・ド・北海道

スタキオッティ（NIPPO-ヴィーニファンティーニ）個人総合V
奇跡が起きた最終ステージの攻防、
秒差の戦いを完全勝利で制したNIPPO-ヴィーニファンティーニ

　　総合で13秒差の5人が逃げ続けた最終第3ステージ。残り10kmでもまだその差は2分半。西薗良太（ブリヂストンアンカーサイクリングチーム）やベンジャミン・プラデス（マトリックスパワータグ）ら強豪が逃げのメンバーに入り、誰もが逃げ切りを予想した。だが、残り2kmを切ってからメイン集団がこれを吸収し、驚異のタイム差吸収の追走劇へ状況が一変。結局、NIPPO-ヴィーニファンティーニがゴールスプリント勝負で3ステージすべてを制した。個人総合優勝は同チームのリカルド・スタキオッティ。劇的な秒差の優勝だった。

text & photo：高木秀彰

　紀の国わかやま国体

和歌山、ぶっちぎりV
史上最高の102点を獲得し、堂々の総合優勝。
ロードで窪木優勝、トラックは4km団抜きで大会新！（4分19秒760）

［ロードレース］
窪木一茂、国体ロードを連覇（成年男子）。少年男子は渡邉祐希が勝利

［トラックレース］
和歌山、4km団体追抜きで優勝。チームスプリントでも2位に入り、総合で首位独走。南（少年男子1kmTT）、布居（少年男子スプリント）、橋本（成年男子スプリント）もV奪取
ロード：ペン・カメラ加藤智／トラック：ペン・カメラ高木秀彰

　第49回 JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ

畑中［Team UKYO］、激勝
電撃の差し脚でビッグタイトル奪取
団体戦はTeam UKYOが勝利し、輪翔旗をゲット

　9月27日、群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターでJプロツアーの最高峰レース、第49回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ（主催・一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟）が開催され、畑中勇介（Team UKYO）が優勝した。
　このコースに絶対の自信を持つ畑中は終盤戦で激しい追い上げを見せ、最後は得意のゴールスプリントで勝利した。ゴール前、はかったように鈴木真理をかわした畑中の決め脚は強烈だった。この勝利で畑中は大量2000ポイントを獲得し、Jプロツアー年間総合ランキングトップの座をほぼ手中にした。団体戦はチーム右京が勝利し、輪翔旗を奪取。

（ペン・本誌高木賢　カメラ・本誌村岡隆範）