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特報2015全日本MTB選手権大会

激走
XCO男子エリート　山本V7　圧巻の独走劇で王座奪還
XCO女子エリート　末政新女王　DH16連覇と合わせ、Wタイトル

　全日本マウンテンバイク選手権大会が７月18・19日の両日、長野県・富士見パノラマリゾートで開催され、クロスカントリー、ダウンヒルの両部門で熱闘が繰り広げられた。
　19日に行われた注目のXCO男子エリートは山本幸平（TREK FACTORY RACING）が圧巻の独走劇で王座を奪還、７度目の優勝を飾った。XCO女子エリートは末政実緒（SRAM/LITEC）が気迫の走りで頂点に立ち、DHと合わせてWタイトルを獲得した。
　また、クロスカントリーの前日に行われたDH男子エリートは永田隼也（AKI FACTORY RACING）が悲願のＶ奪取を果たし、DH女子エリートは絶対女王・末政実緒が無敵の16連覇を達成した。

特集　自転車未来形　電動アシスト自転車の可能性を探る。

市川雅敏、電動自転車に乗る。

　小型・軽量化するバッテリーユニット、パワーアップするアシスト機能、進化する車体デザイン――。
　電動アシスト自転車ワールドがさらに深み、厚みを増している。自転車でありながら自転車を超えてしまうような魅力モデルが次々とリリースされ、市場をにぎわせている。
　注目すべし、エレクトリック・パワー。
　電気仕掛けの自転車が日常ユースの世界で加速度的にシェアを伸ばしていくことは間違いないが、スポーティーなライフスタイルに溶け込むアクティブモデルのラインアップもさらに強化されていくはずだ。電動パワーが自転車の未来形を象徴するカテゴリーであることは、疑う余地がない。

2015 ジャパントラックカップ I & II

短距離で脇本［男子エリートケイリン］、
中距離で上野［女子エリートオムニアム］が激走V
男女スプリントは海外勢がメダル独占。リオを視野にパワー強化が喫緊の課題

　UCI国際トラック競技大会「ジャパントラックカップ I ＆ II 」が７月10日から12日の３日間、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで行われた。今大会には競輪で短期登録中の選手達を始めとする世界・アジアの強豪が出場し、日本勢は苦戦を強いられた。
　そのような苦境の中、男子エリートケイリンでは脇本雄太（JPC）が優勝。また、女子エリートオムニアムでは上野みなみ（鹿屋体育大学）が優勝し、国内第一人者の実力を発揮した。
　2016年リオデジャネイロオリンピックを翌年にひかえた今大会で、世界との差を如実に見せられた日本勢。個々の選手がより一層のパワーアップを果たさなくてはメダル奪取の展望が見えてこない。そんな課題が浮かび上がった国際大会となった。

Jプロツアー第13戦　湾岸クリテリウム2015

デリアック激走V
灼熱地獄の首都決戦を制す

　Jプロツアー第13戦・湾岸クリテリウム2015が７月26日、東京都港区と江東区にまたがる東京都シンボルプロムナード公園特設周回コースで開催された。
　うだるような暑さの中、午後2時35分からＰ１決勝戦が行われた。勝ったのはロイック・デリアック（KINAN Cycling Team）。ラスト2周を独走し、力を見せつけた。