窪木(Team UKYO)、初優勝 渾身のラストスパートで栄冠奪取
萩原V5(Wiggle Honda)魅せた決め脚! 気迫の直線一気
2015全日本自転車競技選手権大会ロードレースが6月27・28日の両日、栃木県那須町の那須町スポーツセンター周辺特設コースで開催された。
注目の男子エリートはラストスパートを決めた窪木一茂(Team UKYO)が独走でゴールを駆け抜け、初優勝。女子エリートは萩原麻由子(Wiggle Honda)が持ち前の決め脚を発揮して宿敵與那嶺恵理(サクソバンクFX証券)を撃破、V5を飾った。
また、男子U23は中井路雅(京都産業大学)、男子ジュニアは沢田桂太郎(東北高校)、男子U17+男子U15は篠田幸希(前橋工業高校)、女子ジュニア+女子U17は梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)、女子U17は細谷夢菜(浦和工業高校)がそれぞれ優勝した。
一方、6月28日に行われた女子エリートの闘いは萩原麻由子(Wiggle Honda)が執念のロングスパート&必殺ゴールスプリントで宿敵與那嶺恵理(サクソバンクFX証券)を撃破、5度目の日本一に輝いた。
萩原はラスト1.5kmで渾身のロングスパートを仕掛けて先行する大堀博美(YOKOSUKA UNO RACING)をとらえ、最後は必殺ゴールスプリントで與那嶺、金子広美(イナーメ信濃山形)を突き放した。
「絶対に勝つ!」。萩原の気迫あふれる走りがライバルを圧倒した那須の頂上決戦だった。
男子U23
激闘3時間55分40秒──。激しい降雨の中、明日の日本を背負うU23の闘いを制したのは中井路雅(京都産業大学)。ラスト1km、果敢にアタックした中井は大歓声の中、見事に逃げ切って優勝した。混戦を断つように思い切って勝負に出た中井の勝負カン、強靱なスタミナが光った一戦だった。
2着は黒枝咲哉(鹿屋体育大学)、3位岡本隼(和歌山県)。
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