リケーゼ(チームNIPPO)総合優勝
ヤマ場の第2ステージ制し、力で押し切る
今年の大会は旭川市スタートの道北エリアが中心だ。十勝岳吹上温泉へ上る山岳ステージは健在。今年はその上りが2段階。しかも直前に丘陵地帯を通る。実力差が出るコース設定に誰もが第2ステージがヤマ場と読んだ。
今大会は19チーム・95名が参加。この中ではチームNIPPOが圧倒的に実績がある。フォルッナート・バリアーニは今年のツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野で圧倒的な力の差で個人総合優勝を果たしている。マキシミリアーノ・リケーゼは強力スプリンターで、アップダウンのレースにも適応する。佐野淳哉の破壊力はおなじみのものだ。
これに対抗するのは海外勢ではムラディヤン・ハルムラトフ(ウズベキスタンナショナルチーム)とニック・ハミルトン(ジェリーベリーサイクリング)。ハルムラトフは昨年のツアー・オブ・チャイナ総合優勝、アジア選ロードでは優勝した新城幸也とともに逃げて2位。ハミルトンは昨年のヘラルドサンツアーで総合山岳2位の強豪。
国内勢では全員日本人選手で参加のブリヂストン・アンカー、結束力の強い宇都宮ブリッツェンらが有力だ。