2012ジャパンカップサイクルロードレース（主催・宇都宮市）が10月19日から21日までの３日間、宇都宮市で開催される。
　19日の前夜祭を経て、20日に宇都宮市大通りでジャパンカップクリテリウムが行われ、21日には宇都宮森林公園周回コースでジャパンカップサイクルロードレースが実施される。

　リクイガス・キャノンデールの怪童ペーター・サガン、イヴァン・バッソ、ガーミン・シャープのダニエル・マーティン、ネイサン・ハースらUCIプロチームのビッグネームに別府史之、新城幸也、土井雪広ら日本人選手がどう立ち向かうのか？　1997年の阿部良之に次ぐ日本人選手の優勝はあるのか？　
　千両役者が揃う2012ジャパンカップサイクルロードレース。古賀志林道の激坂で熱きドラマが展開される。

　ロンドンオリンピック2012は８月12日、盛況裡に幕を閉じた。日本は史上最多となる38個のメダルを獲得したが、残念ながら自転車競技はアテネ、北京と続いたメダル奪取を果たせず、代表選手が表彰台に上ることはかなわなかった。
　立ちはだかる世界の壁――。2016年リオデジャネイロオリンピック、そして2020年大会で日本が巻き返しをはかるために必要不可欠なもの。それは自転車界の総合的発展のビジョンに基づいた強力な選手育成・強化システムの構築に他ならない。

　2012インカレ（全日本大学対抗選手権自転車競技大会）が8月30日から9月2日までの４日間、鹿児島県南大隅町の根占自転車競技場（トラック競技）と同郡錦江町田代地区特設周回コース（ロードレース）で開催され、王者日大が驚異の30連覇を達成した。
　末木浩二が１kmTT、ケイリン、チームスプリントで２年連続の３冠を飾るなど着実に得点を重ねた日大は、トラック競技で２位鹿屋体大に18点の差をつけて堂々の首位キープ。勢いに乗った王者は最終日のロードレースでもライバル校の追撃を許さず、総合79点を獲得してぶっちぎりの総合優勝を飾った。
　２位は59点の鹿屋、３位は44点の法政となった。

　第15回全日本自転車競技選手権大会トラックレース兼ナショナルチーム選手選考参考大会が８月25・26日の両日、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催された。
　橋本英也（鹿屋体育大学）が４km個人パーシュートで日本新記録を出すなど随所で今後の可能性を感じさせる走りが見られたが、インカレ、ジュニア世界選の日程と重なり、有力選手の欠場も目立った。
　リオデジャネイロオリンピックを視野に入れた選手強化は日本自転車競技界にとって絶対不可欠の最重要課題のひとつだが、全日本の冠が付いた本大会がその名に相応しい大会として成長していくことを期待したい。

　Ｊプロツアー第11戦「JBCF湾岸クリテリウム」（0.8km×40周＝32km）が８月18日、東京・お台場のシンボルプロムナード公園セントラル広場で開催された。 宇都宮ブリッツェンが６連勝をかけて挑んだ同レースを制したのはTeam UKYOの辻善光。得意とするクリテリウムでその実力を発揮した。２位は宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正、３位にはシマノレーシングの畑中勇介が入った。

　第29回シマノ鈴鹿ロードレース及び第29回シマノ鈴鹿国際ロードレースが８月25・26日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催された。
　会場には全国から延べ約１万4000人のサイクリストが集結し、広大なサーキットでのロードレースに熱狂した。
　注目の国際ロードは終盤抜け出したアルゴス・シマノのアルバート・ティマーが優勝。２位に増田成幸（宇都宮ブリッツェン）、３位に鈴木譲（シマノレーシング）が入った。

企業スペシャル　グラファイトデザイン　ジャパンブランドの志！

　高性能カーボン製ゴルフシャフトで知られる（株）グラファイトデザイン（埼玉県秩父市、松田喜良社長）がオリジナルカーボンフレームを引っさげて自転車市場に参入したのは、2009年春。以来、同社はジャパンブランドスピリットを前面に押し出して独自の地歩を築いてきたが、グラファイトブランドのさらなる市場浸透をはかるため今秋９月３日からダイレクトストアシステムをスタートさせた。
　直販体制の確立、ダイレクトコミュニケーションの深化をはかることで自社製品の特長、ジャパンブランドの志をより多くの人達に伝えたい──。熱き想いを込めたグラファイトデザインのサイクル事業は、３年余の助走期間を経て生販ともに新たなステージに突入した。 

近づく2012ジャパンカップ
サイクルロードレース

怪童サガン vs 別府、新城、土井　
阿部（1997年）以来の日本人選手優勝はあるか!?

2012 LONDON OLYMPIC総括

日本、メダルなし！
期待の男子トラック陣、“世界の壁”を崩せず

熱闘インカレ

日大 爆走30連覇！
末木３冠、鹿屋の野望を粉砕

トラック競技の明日を担う若手選手が激突

全日本自転車競技選手権大会トラック・レース
橋本英也4分30秒441（男子4km個人パーシュート）の日本新記録！

Ｊプロツアー第11戦　JBCF湾岸クリテリウム

辻善光（Team UKYO）、宇都宮ブリッツェンの６連勝を阻止

第29回シマノ鈴鹿ロードレース
シマノ鈴鹿国際ロードレース

ティマー（アルゴス・シマノ）驚異の逃げ切りＶ！（国際ロード）
１万4000人のロードファンが夏のスズカで熱狂

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チームの威信をかけた激闘　団体戦で活躍した有力クラブはここだ！

• イナーメアイランド信濃山形／マルコADONパンターニ／FAST LANE Racing／チームしまうま／TEAM 光／鷹組もがき隊／大垣ピストンズ 梅 ウエサカ／Espoir Aisa／スフィダーレ ワークス／鷹組／Verde eroica／KYB Racing／神交アスリートクラブ／SPACE・ACE／DU BON TEMPS／小橋勇利

企業スペシャル

グラファイトデザイン
ジャパンブランドの志！
9月3日からダイレクトストアシステムを導入

レース・イベント・情報

• 全国サイクルイベント通信
• 注目・ちゅうもく！　飯野智行（宇都宮ブリッツェン）／DELAPISTA CYCLE GARAGE
• 第５回禅の里ロードレースin輪島
• Close Up　昭和第一学園のインターハイ２連覇を支えたトラックレーサー｢Kalavinka｣
• サイクルショップ最新動向（九州編）
PRODUCTS INFORMATION
• UVEX　トップチームが信頼寄せる高機能ヘルメットを展開
• ミヤタサイクル｢フリーダムスポーツ｣
• CORRATEC｢R.T.CARBON SX｣
• パールイズミ｢秋はアウター、冬はインナーとして使える長袖ジャージ｣
• メガサプリ｢中央大学、昭和第一学園が愛用するサプリメント｣
• MARUTO「超軽量輪行袋　ツアーバッグAir」
• biciclista（ビチクリスタ）「オリジナリティ溢れるイタリアンハンドメイドウエア」

連載・読み物

• 男なら勝負しろ　三浦恭資
• 栗村修の自在フォーラム
• 欧州自転車事情　佐藤晴男
• 峠にチャレンジ！　小林徹夫
• INTERVIEW　｢自転車競技全体の活性化を！｣　
  　／（社）日本競輪選手会 佐久間重光理事長
• 三浦恭資特別寄稿
  大きな目標が選手を強くする！
• INTERVIEW　｢電動自転車の新時代が到来する｣
  　／ラオックス（株）羅怡文社長
• 特選パーツ・用品レビュー 　市川雅敏
• 安曇野だより　大石一夫
• ギヤチェンジ　平野龍
• ジグザグ行進曲　岩佐千穂
• パールイズミ・スミタ・ラバネロ 高村精一監督に聞く
• 江崎孝徳の熱狂脳内トレーニングルーム
• 自転車あいらびゅーん　朝生つぐみ
• DJがらぱのアドリブレポート　芦田千里
• 通勤トレーニングで強くなれ！ 孫崎義之さん（Sakatani）
• レーススケジュール
• レースリザルト
• FXアニキの爆走チャレンジ
• 硬派な道もまた楽し　SEIGO
• News & Information
• 編集後記、次号予告