「上りの脚で勝負するだけだ!」
ジロ参戦に牙を研ぐイタリアの若きクライマー
クリスティアーノ・サレルノ(デローザ・スタックプラスチック)
181cm・65kgのスリムなボディに搭載したターボエンジンがふじあざみラインの激坂でうなりをあげた。コンチネンタルプロチームの若きクライマー、クリスティアーノ・サレルノ(25)の実力は本物だった。
富士山ステージの激闘後、伊豆の宿舎でインタビューした。
「アジア最強のチームをつくる!」
韓国を拠点に新たな道を突き進む不屈の闘将
福島晋一(クムサン ジンセン アジア)
今年のツアー・オブ・ジャパンで最も光ったレースをしたのは、間違いなく福島晋一(クムサン ジンセン アジア)だろう。これでもかとばかり連日にわたって繰り出した闘将の猛アタックは日本のロードファンをしびれさせた。
熱戦がつづく大会の最中、福島選手にインタビューした。
鍛え抜いた闘争心
自己に厳しいカザフのエース、次なる目標はアジア大会
アンドレイ・ミズロフ(カザフスタンナショナルチーム)
アンドレイ・ミズロフ(37)と言えば2005年の富士山ステージで40分27秒をマークしたカザフスタンの強豪選手。そのパワフルな走りは今も迫力充分だ。アスリートとはかくあるべしと思わせる強靱な肉体と精神力──。
富士山ステージの激走を終えた同選手にインタビューした。鋭い眼光、意志的な眉、そして眉間の縦皺はまごうことなき勝負師のそれだった。
伊豆ステージで快走V
英国ロードチャンプの意地を見せつけた渾身スパート
クリスチャン・ハウス(ラファコンドール・シャープ)
やはり英国ロードチャンピオンのジャージは伊達ではなかった。富士山ステージまで不発が続いたクリスチャン・ハウス(30)、そしてラファコンドールだが、大詰めの伊豆ステージで本領を発揮、日本のファンに快走劇を見せつけた。
ロンドンオリンピックでメダルを狙うハウスにインタビューした。