「ツールでステージ優勝を狙う!」
日本のエースは静かに、しかしキッパリと来期の目標を明言した
2009年シーズンで最も日本のロードレースファンをわかせた男と言えば別府史之と新城幸也の両選手であろう。とりわけ新城は独立プロチームのEQAからいきなりプロツアーチームに引き抜かれ、ツール・ド・フランス完走を果たしたシンデレラボーイで、その走りは大きな注目を集めることになった。
本誌のインタビューに対し、新城はキッパリと明言した。「2009年はあくまでも第一歩です。2010年はツールのステージ優勝を狙います」
クールではあるが、1年前と較べて格段に強さを増した眼光──。ユキヤはあっさりと、こともなげに日本人の誰も成し得なかった、いや考えもしなかった目標をクリアしてしまうかも知れない。