PLAYBACK 2018年日本自転車競技回顧 
交錯した光と影。成長(トラック競技)と停滞(ロードレース・MTB)
明暗分けた2018日本自転車競技陣の闘いを振り返る。
 殊勲、健闘、成長、そして敗北と停滞、見出せぬ飛躍への突破口……。迫り来る2020年東京オリンピックを視野にとらえた2018年は、日本の自転車競技界にとってまさに光と影が交錯し、希望、期待と苦しみ、焦燥感が同居するシーズンだった。
 トラック競技はワールドカップ、世界選でメダル奪取を連発し、確かな実績を残したが、ロードレース、マウンテンバイクは世界レベルでの実績に乏しく、注目すべきビッグニュースが見られなかった。トラック、とりわけ短距離部門に希望の光が差し込み、“2020TOKYO”への期待感がふくらむ一方で、ロード、マウンテンバイクは明日への確たる展望が開けていない。
 2018年日本自転車競技界の動向を本誌の誌面を主軸として振り返ってみることにした。
本誌編集長・高木賢

 速報・現地レポート 2018台北国際自転車展
尽きぬ自転車活用への想い。
自転車政策を強力牽引する豪腕幹事長が語った“まちづくり新構想”
衆議院議員・自由民主党幹事長/自転車活用推進議員連盟会長 二階俊博
 いぶし銀の強烈な個性で日本の政治を牽引する二階俊博衆議院議員。同議員は自由民主党幹事長の要職にあって辣腕を振るう一方、自転車活用推進議員連盟会長として自転車政策に多大な影響力を持つ政界の重鎮だ。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックをひかえ、自転車、及び自転車を取り巻く利用環境は大きく様変わりしていくことは必至で、自転車新時代の足音は日増しに高まっている。そんな激動の時代にあって注目されるのは、自転車通と目される実力派政治家の動向だ。自転車活用推進議員連盟の旗頭である二階議員に単独インタビューした。
本誌編集長・高木賢

 風と語ろう
全国アマチュアサイクルチームガイド
 全国各地で数多くのアマチュアサイクルチームがサイクルレース・イベント活動を行い、所属選手・チーム員がサイクルスポーツを満喫している。
 厳しい練習を積んで上位を目指すガチンコチーム、参加することに意義を見出すグループなど、チームの目的、モチベーションはさまざまだ。しかし、気心の知れた仲間とともにスポーツバイクを駆る気分は最高で、走る楽しさ、喜びも倍増する。ソロで走るのも楽しいが、チームで走るのはもっと楽しい。
 チーム方針もそうだが、チーム結成のきっかけも多様化している。ショップ、クラブ、家族や友人、学校や会社、今はインターネットやSNSつながりも珍しくない。チームに所属していない人は、チームに加入してみてはいかがだろうか。自分の“自転車ワールド”がさらに広がるはずだ。
 全国各地のアマチュアサイクルチームにフォーカスし、計51チームを紹介することにした。

 チームウエア・オーダーウエア 最前線
  チームウエアはチームのコンセプト、フィロソフィーを表現!
 スポーツサイクルを楽しむ上で欠かせないアイテムの1つがチームウエアだ。ウエアのデザインはチームのコンセプトや志を表現し、着用することでメンバー同士の一体感、連帯感を生み出す。また、チームウエアはデザイン、カラーリングだけでなく、機能性も大事な要素。吸汗速乾性、軽量感、通気性、フィット感、動きやすさ、肌触りなどに配慮したチームウエアはサイクリストのパフォーマンスを左右する。カッコよく、機能的なチームウエアを着用することはチームのステータスをより高めてくれるはずだ。
 本特集では、注目のチームウエア・オーダーウエアブランドの特長と注目の製品をラインアップした。


最新号コンテンツ
 
PLAYBACK 2018年日本自転車競技回顧
成長(トラック)と停滞(ロードレース・MTB)
明暗分けた2018日本自転車競技
河端、トラック世界選ケイリンで銀メダル
東京オリンピックの“金”(トラック競技)は、夢物語ではなくなった!
JBCF・片山新体制が船出
“ブレークスルー”の新スローガン。新構想にチャレンジ
明らかになった
2020東京オリンピックのロードレースコース

獲得標高5000mのサバイバル戦を制するのは誰だ!
TOJの覇者はキナンのガルシア
新城は落車。雨澤は京都ステージで勝利
全日本ロード男子エリート
山本が悲願の初優勝

女子エリートは與那嶺が圧勝
全日本MTBクロカンは山本幸平がV10
DHは井本(男子)、吉川(女子)が連覇達成
ジャパントラックカップⅠ&Ⅱで、
脇本が連続優勝(男子ケイリン)

橋本・窪木の男子マディソンは銀メダル
インカレは日大が総合優勝
貝原がトラック3冠、男子ロードは野本がV2
大型新人・中野は男子スプリントを制覇

ロード世界選で日本勢惨敗。
世界との実力差が浮き彫りに!

Jプロツアー個人総合優勝は窪木
経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップはマンセボが優勝
おおいたアーバンクラシックは若武者・石上が優勝

ジャパンカップはロブ・パワー、
会心のスプリント勝負で勝利

クリテリウムはデゲンコルプが快勝
ツール・ド・おきなわチャンピオンレースはマランゴーニが制覇
SPECIAL INTERVIEW
尽きぬ自転車活用への想い。自転車政策を強力牽引する豪腕幹事長が語った“まちづくり新構想”
衆議院議員・自由民主党幹事長
自転車活用推進議員連盟会長 二階俊博
風と語ろう──。
全国アマチュアサイクルチームガイド
2018 Race Result Archive
特報 ツール・ド・八ヶ岳
第33回 ツール・ド・八ヶ岳 4月14日開催
標高2127mの麦草峠へ駆け上がれ! 
新設・電動アシスト自転車のカテゴリーも注目!!
現地レポートツール・ド・シンカラ2018
藤田俊輔、完走。最終日は逃げで勝負を挑む
京都産業大学チーム、アジアツアー最長のステージレース「ツール・ド・シンカラ」に挑戦
2018-2019 UCIトラック ワールドカップ第3戦
女子ケイリン・小林、銅メダル トラックW杯同種目のメダル獲得は日本人初
JBCF CONFERENCE 2018 WINTER
2019シ−ズンのJプロツアー参戦チーム、レースカレンダー案を発表
誌面再現リポート Vビジネス!
 自転車利用・まちづくりを活性化させるスーパーセミナー&異業種交流 
電動アシスト自転車のさらなる普及に期待して
講師:疋田智
ジャーナリスト・自転車ツーキニスト
Close-up
BAFANG、猛チャージ! 高品質・高機能モーターユニットを強力プッシュ
オートガード、アラーム&スマホ通知、GPS追跡で自転車盗難を防止! Alter Lock
ウエア特集
チームウエア・オーダーウエア最前線
BIORACER/WAVE ONE/Champion System/JAKROO
連載・読み物・情報
  • 男なら勝負しろ 三浦恭資
  • 栗村修の自在フォーラム
  • 欧州自転車事情 佐藤晴男
  • こちらドクターカー 富和清訓
  • コムワン・こむつう・コムスリー 菊池津根徳
  • 七回転ひねり ケニー・ヤマザキ
  • 大地の風 石塚裕也
  • 北陸路サイクリングコースガイド 小林徹夫
  • スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ 高村精一監督に聞く
  • Vビジネス! 自転車利用・まちづくりを活性化させるスーパーセミナー&異業種交流 11月12日開催
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  • サイクルショップ最新情報╱じてんしゃコムRin
  • メカニック魂 國本勝弘
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  • 編集後記、次号予告