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【特報】第15回ツアー・オブ・ジャパン

バリアーニ（チームNIPPO）闘魂V
富士山ステージで首位奪取、強力布陣率いて堂々の総合優勝
日本人最高位は総合６位の鈴木譲（シマノレーシング）

　ジロ・デ・イタリアで鍛え抜かれた不屈の豪脚は本物だった。勝利への執念は一枚上だった――。
　第15回ツアー・オブ・ジャパン（主催・自転車月間推進協議会）が5月20日の堺ステージから27日の東京ステージまで８日間・６ステージ制で開催され、フォルツナート・バリアーニ（チームNIPPO）が看板どおりの実力を発揮して総合優勝を飾った。日本勢は総合６位の鈴木譲（シマノレーシングチーム）が最高位だが、最終東京ステージでは西谷泰治（愛三工業レーシングチーム）が執念のゴールスプリントを見せ、ステージ優勝を飾った。

　　第25回全日本マウンテンバイク選手権大会　

山本幸平（XCO男子シニアエリート）無敵の５連覇！
ロンドン見据え、圧巻の猛牛スパート
XCO女子は女王片山梨絵が破竹の９連覇

　第25回全日本マウンテンバイク選手権大会（主催・日本自転車競技連盟）が6月2・3日の両日、長野県富士見町の富士見パノラマリゾートで開催された。
　注目のロンドンオリンピックMTB男子クロスカントリー日本代表・山本幸平（スペシャライズドレーシング）は、圧勝劇を演じて５連覇を達成。女子クロスカントリーは片山梨絵が９連覇。また、ダウンヒル男子シニアエリートは新鋭清水一輝が連覇。女子は末政実緒が無敵の13連覇を飾った。

　　爆走宣言！ロンドンオリンピック自転車競技日本代表選手共同記者会見

女子ロードは7月29日、男子MTBクロスカントリーは8月12日に決戦

　日本はロンドンオリンピック自転車競技の男子MTBクロスカントリーと女子ロードレースでそれぞれ１名の出場枠を獲得、山本幸平（26）、萩原麻由子（25）の両選手を日本代表に選出した。
　6月4日、東京・渋谷のシクロ鳩森スタジオで行われた記者会見の席上で山本、萩原の両選手は「自分の持っている力を出し切りたい」と本番での爆走を宣言した。

　第14回　ツール・ド・熊野

バリアーニ、驚異の２連覇
３ステージを制したNIPPOがチーム総合でも圧勝

　NIPPO強し――。第14回ツール・ド・熊野（UCIアジアツアー2.2・3ステージ制）が5月31日、6月1～3日の４日間、和歌山県新宮市、三重県熊野市、和歌山県太地町でそれぞれ開催された。
　注目の総合優勝は勝負どころの第２ステージで他を圧倒したTEAM NIPPOのバリアーニで、ツアー・オブ・ジャパン（TOJ）からの総合V２と熊野２連覇を達成。NIPPOは第１ステージ、第３ステージをリケーゼ兄、リケーゼ弟がそれぞれ制し、プロローグ以外の３ステージで勝利するという圧巻のパフォーマンスを見せた。

　【特集】鉄の魂〈スピリット〉を知れ！　PART3

クロモリテクノロジーには不変の機能美が息づいている。
カメラレポート　パナソニックサイクルテック本社工場（大阪府柏原市）

　パナソニックサイクルテックと言えば、今や日本、いや世界の電動アシスト自転車市場を牽引するリーディングカンパニーだ。同社の電動アシスト自転車は大阪府柏原市の本社工場で生産されているが、そのベースとなっているのはオリジナル電動ユニットのアドバンテージと高度なクロモリテクノロジーだ。
　メイド・イン・ジャパンの誇り。かつてツール・ド・フランスのステージ優勝を達成したクロモリテクノロジーは、パナソニックサイクルテックのものづくりを支えている。

　東日本復興支援サイクリング　CYCLE AID JAPAN 2012

自転車で広がる復興支援の輪！
1700余人のサイクリストが東日本エリア約1000kmを走破

　自転車で東日本大震災の復興支援したい――。
　（社）自転車協会が主催した東日本大震災復興サイクリング「Cycle Aid Japan 2012」が、5月12・13日、19・20日、26・27日の延べ６日間にわたって開催された。
　同イベントは参加者が被災した千葉県、茨城県、福島県、宮城県、岩手県、青森県の６県をサイクリングするというもので、合計走行距離は約1000kmに及んだ。ルートは千葉県→茨城県→福島県→宮城県の北上ルート、青森県→岩手県→宮城県の南下ルートがそれぞれ設定され、計1700余人が参加。１人１人が東日本大震災の復興を願いながら被災地を走り抜けた。